サキュバスの晩餐

sakyunの日記

そして…さきゅん50代になる

はてなダイアリーが無くなって、はてなBlogだけになるのだとの

アナウンスを聞いた時

こうやって一つの時代が終わるのか的な感慨にふけりました。

 

 旧ダイアリーからはてブロへの移行作業をして

久しぶりに過去ログを読みました。

あの頃ワイワイとネットで集い騒いでいたはてな村の皆さんは

もはやブコメですらidを見かけなくなってしまった人もいましたし、

変わることなくコツコツとブログの更新を続けている人もいました。

 

私のブログは2年前に書いたのを最後に更新は途絶えていました。

その後で起きた様々なことがありました。

持病が発症して倒れ瀕死になり、二度の入院手術を経ました。

長年苦楽を分かち合い、人生の同志と信じてた人に騙され、

犯罪被害者になりました。

こう書き連ねていると悲しいことばかりのようです。

 

幸運なことは病気を抱えつつもどうにか持ち直し

毎日働けるようになりました。

料理をしたり、愛車で出かけたり、好きな服を着たりできます。

たまに会ったり、とりとめないやりとりをする、そんな友達もいます。

気が向けばお気に入りのカメラで写真を撮ることもあります。

 

過去ログの私は あまりにも無防備で素直で子供のようです。

これではタチの悪い人に目をつけられて意地悪されても

むべなるかな。

今でも本質的には変わらないところもありますが、

前と決定的に違うのは

”もう誰も信じない”

根本的に変わりました。

 

インスタ映え、マウンティング、リア充自慢、そんなフレーズがピッタリの

他者にいかに見られるかを意識した自己表現の場はたくさん増えました。

もはやブログなんて、長たらしくて読むのも億劫という感すらします。

誰かに褒められて、誰かに見られて、誰かと繋がる(という幻想も含め)

ことをこれほどたくさんの人が求めていたんですね。

 

 過去ログには、貧しさの中で必死に働いて勉強して苦しい中もがいて、

日々のささやかな出来事の中で喜んだり悲しんだりしている私がいました。

倒れた時あのまま死んでいたら、これらの言葉はウェブ上の残骸になって

いたのかと思うと、例え誰に顧みられることがないものだとしても

もう少しカッコつけとけば良かったか?とも、思ったりしています

トホホ(><);

 

 さきゅんは生き延び、ついに年齢50代に突入しました。