サキュバスの晩餐

sakyunの日記

田舎暮らしは五月蝿いよ

毎夜、救急車がサイレンならして田んぼ道を駆け抜ける。
老人の多い町だから仕方ない。

でも、サイレンに合わせて遠吠えするどこかの飼い犬が
困る。

まっとうな犬らしい遠吠えならいいのですが
赤ん坊少女たまみちゃん(うめずかずお)もかくやという
不気味な叫びをあげるもので、びっくりして目が覚めてしまう。
ぬおおおおおおお!むぅおおおおお!
いったいなんの呪いですか?

かとおもうと虫の大合唱、秋の夜の風物詩。
これはまあ眠れる。

でも闇を切り裂く野良猫たちの戦いの雄叫び。
ぎゃおぉ!ぐぶぁっ!がぅがぅがぅ!
愛は戦い、縄張りも戦い、夜行性なのはわけるけど
かましぃわ。

夜明けと共に時の声を告げるのはカラス。
ノーマルなカアカアではなく
おぅあ!おわあ!おわわわわわ!
とこれまた思い切り変ちくりんな歌声を繰り返す。
たのむから、普通に鳴いてくれ、しつこいわ。

休みの朝くらい惰眠を貪りたいけれど
お百姓さん達は働き者だから
朝もはよから夜明けと共に
田畑を電動モーターバリバリで
草刈りにせいをだす。
暴走族のバイクなら通り過ぎれば静かなのに
人力の草刈り機械はゆっくりゆっくり進むから
ブンブンブンブンが延々と続く。

働き者は立派でいいんだけど
仕事だから仕方ないよねいいんだけど

そんなこんな寝が浅くなっちゃう田舎の暮らし。

コンクリートジャングル 防音のきいた室内で
安眠したいな都会にいきたい。