サキュバスの晩餐

sakyunの日記

夜に灯りをつけて窓を開ければ

虫どもがわらわらと部屋に入り込む。風通しを良くしようと少しだけ玄関を開ければわれもわれもとハエ達がびゅんびゅん飛び込んでくる。
わずらわしい虫になやまされる夏がきた。

収入もないのにローンで外車を買っちゃって家賃を払えなくて住む所なくなっちゃったからヨリを戻さないかと元夫が電話をよこし、結婚する気はないけれど寂しいから君とHしたいといい年したおっさんがほざき、当面震災後の経営難で大変だから結婚は考えられないけど君が気に入ったから交際したいとこれまた別のいい年したおっさんがのたまい、しまいには妻の顔を見に帰る交通費がたりないから立て替えてとさらに別のおっさんがごねる。

どんだけ侮られているんだかアタシ。あんまりにもひどすぎやしませんか?どうしてわたしがいちいち君たちの願望を叶えてやらなきゃいけない義理があるのですか?
夏の虫どもよりも暑苦しくわずらわしいおじさんたちは無視無視!