サキュバスの晩餐

sakyunの日記

寒い

暑い日がガンガン続いていたので すっかり夏になったのだろうと観念して
布団も洋服置き場も夏仕様に替え終えて落ち着いたころだったというのに

いったいどうしたというのだこのさむさ!劇団四季風に腹式呼吸の野太い声で)

さむい、さむい、ストーブはさすがにつけないけれど、半袖から伸びた両腕がスカスカして、スカートの中に冷気が吹き込み素足が冷蔵庫でよく冷えた大根のよう。くねくねと奇妙な動きで遠ざかって行った台風が大気の熱を奪って行ったのだと誰かが言う。そうかもしれないねと私は頷く。ついでに台風が 決意と情熱と意欲まで運びさってしまったのではなければいいのだけれど、と、天気図を眺めて思った。