サキュバスの晩餐

sakyunの日記

スターバックスができて時がたち新しい店好きな市民の興奮が落ち着いてきた

地方都市浜松を離れてから スターバックスのない田舎町に落ち着いて暮らしている。休日はたまに無性にカフェしたくなる。近所のスーパーで今日はこんなのを買った。

ホームカフェだって。箱には、パティシエがデザインしたデザートカフェ、と銘打ってある。パッケージには高木康政なるいかにもパテパテしたシェフがパテパテした笑顔で白い歯を出してこちらを見ている顔写真までついている。あなたのためにお届けしますパテ!と聞こえてきそうである。
嬉しいわ、あなたのカフェをお届けされちゃうわよ!と パティシエの笑顔を棚から勢い良く掴んでレジでお会計。

帰宅後。マグカップに粉を注いで、お湯を注いで、いいにおい、クリーミーでシュワシュワモコモコした泡立ち。いいわぁ、ネスカフ...じゃなくって、パティシェ、やるじゃん!お家カフェ気分が盛り上がりまくったところで、先日冷蔵庫の裏側に転がっていたのを見つけて救出したシナモン粉末の小瓶を思い出した。ユウキ MC シナモン 180g
                                    メーカーは違うけどこんなかんじのシナモン小瓶→
そうだ、この泡立ちにチラリとシナモンを振りかけたら、いよいよカフェっぽくなるじゃん!では、シナモンキャップをパチンと押し開けて、ちょっとだけ一振り。ジャーン!って、え?えええ?
カップの中、カプチーノの泡一面にシナモンの粉末がてんこもりになってしまった。かつてシナモンの小瓶が冷蔵庫の裏に落ちた時 まっさかさまキャップが下に、逆立ちのそのまま数日(数ヶ月?)はまっていたせいで、大量の粉末が片開きキャップと穴周辺に溜まりに溜まっていたのだった。気づかずに傾けて開けたとたん、シルクロードの砂嵐のように立ち登る茶色の粉末、カップの周りにも散らばり、カフェオレは焼き八つ橋を大量にすりつぶしてドリンクにしたらニッキのにおいでこうなるだろうというくらいに コーヒーの香りの名残も無くなった。味、妙に苦い。
高木康政パティシェごめん。あなたの傑作だいなしにしちゃった。カフェって難しいね、え?難しくない?