サキュバスの晩餐

sakyunの日記

昼下がりのクリスマスイヴ

脂ぎったケチャップ味のペンネをこねくりまわしながら
静かな客の少ない 喫茶コーナーで
とある人とテーブルを挟んでランチをとっていた。
ペンネは冷えて硬くなっていった。
口に放り込むともそもそとする。
不穏な予感のする味だった。

善なる恋人達は今宵星の下に集うが、
背徳の共犯者達は太陽の時間にやってきて
西日が傾く頃までに蠢く。