2008-12-24 昼下がりのクリスマスイヴ 脂ぎったケチャップ味のペンネをこねくりまわしながら 静かな客の少ない 喫茶コーナーで とある人とテーブルを挟んでランチをとっていた。 ペンネは冷えて硬くなっていった。 口に放り込むともそもそとする。 不穏な予感のする味だった。善なる恋人達は今宵星の下に集うが、 背徳の共犯者達は太陽の時間にやってきて 西日が傾く頃までに蠢く。