サキュバスの晩餐

sakyunの日記

いろいろありましたこの1年

もうすぐ蛍の光ならぬ、第九の合唱と共にエンディングロールが
流れ出し、
ボォーン♪とお寺の鐘が鳴って、年が明ける。

感傷に浸る間もなく、回りだす時間は、東北をどう変えていくだろう。

先週あたりのNHKの朝ドラは 関東大震災を題材にしていた。
東京もかつては大変だったんだね、でも頑張ったんだね、復興を
成し遂げたんだね、うん。首都は復興したね。


ここは東北。
東京は若者の憧れの目的地。


ここは東北。
もともと栄えていたためしなぞ無かった田舎、
基幹産業の企業は片手で足りる数しかない田舎、
原子力産業でなりたっていた所。
震災前「さほど栄えたこともなかった」地方。
それでもせいいっぱい頑張って、
若者がどんどん県外に働き口を見つけて出て行ってしまう
現実の中、残った年寄りでお米作って
ぐるぐる内輪で現金をいったりきたりさせながら、
地方なりに一生懸命生活を繋いできた。
そこへ来たのがあの地震津波
波をかぶって、木っ端みじんになって、汚染されてしまった。


もともと栄えたこともない地方の町が
復旧以上の復興をしようといっても
どうしたらいいのだろう。


国から投資されている間だけ潤ったところで
その後はどうなるんだろう?

そうだ!首都になろう。首都になればきっと復興できる。