サキュバスの晩餐

sakyunの日記

ずっと自分は変わらないと思っていた

白髪は増えた、口元の法令線が気になって、とか
外見上はさておいて、心の形が変化してきたような。

音楽、クラッシックが聴きたくなった。もともと好きだった
ハードロックもパンクも平気なことには変わりないけど
どうしたわけか クラッシックのほうが聴きやすくなってきた。

大好きだった映画はあまり見たくなくなった。
じっと見続けるのが退屈になってきた。

なのに なぜだろう 新春時代劇を夢中で観てしまった。
竹中直人の太刀捌きについつい、ほら、だって
あたしちょっとだけ居合やってたし...と、言い訳できない
こともないのだけれど。

大嫌いだった 和菓子も食べられるようになってきた。
今日なんて 粒あんたっぷりのおまんじゅうを食べたんですよ!
まるまる一個も!

高校以来の古い友達の話が 聞いて返事はしつつも
内心ではなぜが素直に受け止められなくなっていた。
なんだろう?この違和感?

ささやかにみえるけれど だんだん年をとってきたのかなあ。
生前の父のことを思い出すと、彼はとても柔軟で一途な心の人
であったので あれってすごいことだったのだなあと思う。
変化は進化の過程であると考え直して、
ものごとを柔らかく受け流し、あるいは受け止めて
生きていこうと思った。