サキュバスの晩餐

sakyunの日記

子は煩悩

子供を溺愛する親のことを例えて子煩悩と微笑ましくいうけれど、
そもそも煩悩とは 字のごとく煩わしく悩ましい心であり、
苦であろう。
宗教的な定義は ド素人なさきゅんよか、
しっかりしているid:finalventさんにおまかせするとして、
それにしても 子は煩悩だな、と
つくづく思うこと限り無しなのである。

思うに子供とは 縁日の紐を引いて当てるクジのようなもので
ひいてみたら(=生まれてきたら)、
アタリだったりハズレだったりするのと同じような
(アタリ=良い子、ハズレ=いろんな意味で鬼畜な子)
ものではなかろうか。
最近そういうできごとが個人的に重なり
すっかりクタクタしてしまいました。

アタリの子供を引いた親から見たら、
ハズレの子供を引いて四苦八苦している親を
意味が分からず不思議に思うだろうな。

親の養育態度が良くないからだと
問題のある子供が問題を起こすごとに
親が原因、親が悪いと責められるけれど
本当に全て親の影響ですか?
例えば、
12歳の子供と24歳の子供と36歳の子供と48歳の子供
それぞれがなにか悪さをしてかしたとして
すべてそれぞれの親の育て方が悪かったからと言い切れますか。
親が世界の全ての小さな子供なら仕方ないですよ。
でもね、好き勝手悪さをしてきた本人は空っぽの
操り人形じゃないです。意思をもった別個の人間です。
成人していい年こいてるにもかかわらず、
悪さをした当事者を子供という肩書きさえつければ
責任転嫁できると勘違いしている人さえいます。
親を責めていい気になってるんじゃねぇよ!

子供は親の影響だけで育たない。
だいたい今の自分をかえりみて
親の願ったように育つ子供だったかと
いうと、とんでもなく期待はずれな人間になってしまった
のだろうと思う。

なぜか子供は教えもしないろくでもない行動ほど
どこからかめざとく見つけて身につけたりする。
ある程度は親の影響下にあるだろうが
大人になってからは 本人が選択していったことの
積み重ねの結果だろう。
なんでも親原因説にするのもう勘弁!アホかと。


子供は煩悩。
どうでもいい存在でないだけに切り離せないから
気にかかるし、それがまた苦しい。