サキュバスの晩餐

sakyunの日記

れんあいの話などでも書いてみようか

と思ったけれども、どんなに客観的に第三者的にクールに
さらさらと
ライフハッカーなブログを書き上げたとしても
所詮お粗末な経験しかなかった私なので
人様になんら与えられるものもない駄文を連ねるはめに
なるのは目に見えている。

だいたい、れんあいの達人であったなら、そもそも離婚なんて
しているわけがないはずで、とほほ。


顧みれば、いつもその場の感情で右往左往するばかりで
ほんとうに何が自分に必要なのか判断できず、
将来へのビジョンも確立しようともせず、
その結果がこのていたらく。

たぶん執着しているものが無さすぎたのが
災いしたのだ。
お金でも、職業についてまわるステイタスでも、
ファッションでも、なんでもよいから
即物的に具体的にこれだけはしがみついて
譲らないよりどころを
女らしく一つぐらい持っていれば
いまのようなことにはなっていなかった。

思い返せば、漠然と
日々 幸せであればいいなとおもっていた。
さりげなく大好きな人を支えて
家族が笑顔で暮らせれば
それで満足だった。

公営住宅住まいでも掃除をすみずみまでして
機能的な収納具をそなえつけて
快適に使えるようにして
素朴でおいしいものこさえてを食べて
古着屋で面白い服を買って
化粧品はちふれ
靴はヒラキで
おやつはかりんとう
大好きな本は図書館で借りて
資格の勉強をして
できるだけの時間を作って外で働いて
貯金を少しずつためた。
そんな生活でも結構満足していた。

だけど 人にすすめられるような
ためになるような
ステキなお話になる
れんあいはしてこなかったようなきがする。

いまもよくわからない。
わからないまま
いつの間にか春だった。