サキュバスの晩餐

sakyunの日記

美人に生まれたら、を読んでの感想

美人に生まれたら
うわーキター!
ジェンダー、イジメ、容姿、モテ非モテに関するネタをふれば 燃え上がらずにはいられないのが、はてなの論客、観客というものである。
美人に生まれたら、というエントリーは ズバリそのストライクゾーンをいっている。
たぶん ふだんもブログなりはてなダイアリーを書いてらっしゃる人が 匿名で出したのでしょうけれど、巧く書いていますねー、というかよく伝わってきます。(普段のブログも読んでみたいのですが、誰なのかわかんないし、しかたないか)
結婚して無事おちついて暮らせるようになったとのことでよかったですね。
ある女優さんが 結婚したら周囲の対応が「○○さんの奥さん」扱いになったので すごく楽になった、もう恋愛の対象とみられなくなって安心した、と、大喜びしていたそうですが、似たような話って結構あるもんですね。 

性別や容姿を別にして、人にはなんとなく身に付いている雰囲気があります。空気、とか、オーラー、とか、ん〜気配、あるいは「気」とでもいいましょうか。
で、本人は全然そんなつもりないのですが「わたしはあなたに嫌なことやヒドいことをされても反撃しませんよ〜、受け入れますよ〜」という周波を放っているんですね。
たんに優しい、気弱、というのではなく、それ以上の「いじめても可」なサインとして、人をいびることで元気になるタイプの人間はキャッチするようです。
人をいびることで元気になるタイプ、の人は例外的に存在する人でなく、ある種の本能的な欲求として性格の基本に組み込まれていて、相手を選んで発散することで自分の心のバランスをとっており、少なからず、というか結構な数が世間に分布しています。教養、社会的地位、貧富にはあまり関係ないようです。

あの人達はどうしてヒドいことしてくるんだろう、と さんざん考えたこともありましたが、わかったのは 彼らを理解しても理不尽な攻撃をやめさせることはできないし、かといって、心優しく美しい(気が弱くて悪いことは嫌い)な私達が 彼らのようにゲスで醜いふるまいをマネしてやりかえすことなんてできっこないので、反撃することもままならないのですよ。
結局 安全な人達に囲まれて暮らせる場所が見つかるまで 逃げるしかないんだよなー。