サキュバスの晩餐

sakyunの日記

がんばろう東北ステッカー

みたいなものを貼付けて働くようにとの上からのお達しで、なんだこのでかいステッカーはよお..とごつごつぶつかりながらお仕事すれども客は来ない。まあ東北被災地にいながらにしてレジャー気分になれるほうが珍しいのだから仕方ないやと思いつつも 閑古鳥よりかっこうとつばめとウグイスが鳴いてほしい。
きょねんまでならGWは遠出する人が多くて町中はガラガラすいているはずだが、こんかいは、遠くに行っても交通機関も道路もふつうに戻って来れるか心配だ、家を空けていて何か起こったら心配だ、といった調子で自粛というより天災への心配ゆえに、近場をウロウロして休暇をやり過ごそうという人が多いようなのだ。
隣町へ 国道を走ってでかけたが 道は東北自動車道よりさらにでこぼこのがたつきが酷く、道の端は三角ポールの行列が続き、おそらくスクーターや自転車は走行無理だろうなというくらい壊れ気味。
目的のお店は落ちた店舗の壁をブルーシートと角材で押さえて営業をしていた。建物は斜めに傾き 床は広い店内のすべてが隆起に富み、トイレの鍵はすべてずれてかからない。本来だったら危険を理由に補修工事休業してもおかしくないだろう。それでも 店は営業していた。
がんばろう東北じゃないんだよな、がんばらざるを得ないんだよな、だって生活していかなくちゃなんないんだもの。