サキュバスの晩餐

sakyunの日記

新聞は役に立つ

2011-03-18 - (旧姓)タケルンバ卿日記
ブロガーさん達は わりかしマスコミ批判、新聞とテレビ局の批判が大好きな傾向があるようなとこがあるのだが、それにしてもなあ、平和ボケもたいがいにしろとため息がでる。
地元では地震の翌々日に新聞の配達が再開した。電気もこない携帯ワンセグテレビも使えないネットも復旧しないラジオは原発情報ばかり市内の広報スピーカーの音は風に乗って音が聞こえない自治会の班長は自分の家で精一杯でお知らせビラをためこんで配りにこない。ついったー?2ちゃん?それは電気と電話の基地局が復旧したりネットが回復しないとつかえるわけない。そんな中で 一番情報を伝えてきてくれたのは新聞だったんだよ!被災地全域をみれば新聞さえ届かない地域もあったのはしかたないけど、その一方で新聞が唯一の情報源だった地域もあったのは事実です。役場に問い合わせしたくても生き残りの役場の職員達は大忙しで幅広くすべての地域に必要な情報すべてを拾いきれない。そもそも電話がつぶれてかけられない。電気が通って テレビが見れるようになっても 刻々とかわる地域生活に密着した情報は画面の文字を見逃せばそれまでで、結局 必要な情報を調べるのに一番頼りになったのは新聞だった。
災害もなく平和なときにはブログのネタにああでもないこうでもないとよもやま談義をするには そりゃ2ちゃんやついったーのほうが楽しかろうしタイムリーでしょうけど、それはあくまで 大災害のこない通常に社会のしくみが回っている時限定のお話。根こそぎインフラと通信手段がダメージを受けてしまった被災地には新聞は強力な情報源でとても役に立ちますし助かりました。