サキュバスの晩餐

sakyunの日記

こんな本を読みました

ダメ男から上手に逃げる法

ダメ男から上手に逃げる法

年下の美青年から婚約を知らせる、メールがきた。
おめでとう、末永くお幸せに、と、返信文章のキーを打ちかけて、ポチリと指を止めた。

わたしも結婚が決まった時は ずいぶんたくさんの人達に 「すえながくおしあわせに」を言われたものだっけ。
そして 婚約のときの 晴れがましいような誇らしいような気持ちの片鱗を少しだけ、思い出した。
あの頃は、これでもう失恋に泣くこともないし、恋を探す苦労もなくなるので、ほっとしていた。
そして ずっとずっと添い遂げるのが当然なのだと信じて疑わなかった。
「すえながくおしあわせ」なんて 結婚したらあったりまえじゃん!そう、思っていた。

本を読みながら考えていた。
別れるより他に方法はなかったのだろうか?と。