サキュバスの晩餐

sakyunの日記

きり?んぽ

秋田土産のきりたんぽを
おみやげにいただいた。
白くふっくらして ほんのりと焼き色がついて実にうまそうである。きりたんぽ鍋にして食べようと思い立ったが、どのように作ったらいいのかわからない。
レシピはネットで検索
そんなときは 「きりたんぽ鍋」をキーワードにインターネット検索をする。わらわらと雨後のタケノコかワラビかときりたんぽレシピが出るわ出るわの大豊作である。実にありがたい。
ネット環境那無かりし頃
函館の松蔭町からママチャリに乗って走り出し、函館の青柳町の下り坂上り坂こえて函館市図書館(現在は移転)へ到着。料理本コーナーで作り方が載っている本を探して借りて、途中寄り道して、自宅に帰り着き、やっとこ料理に取りかるのだった。
(ちなみにに、寄り道先は温泉。なぜか無意識に自転車後部の荷台にお風呂道具を積んでしまっているので、うふふ)
作ったことのない料理をしようとを思いついてから、温泉より道も含めて、約半日がかりだ。しかもそこまで気合いをいれて作っても彼氏がいないから、ごちそうひとり占め。さびしかないやい、しあわせだいっ!
時は流れて 
もはや現代!ネット環境完備下では調べもののために、もはや図書館にママチャリで出撃もせず、前かごいっぱいに詰めた本の重みでハンドルをグラつかせて自転車で温泉に寄ることもない。
そうさ、今や人類にはパソがあり、iPhoneがあり、iPod touchもあるし、キンドルも、ケータイだってあるんだもんっ!なんだって検索で引けちゃうんだもんっ!ツンツン!いろんなものを読めちゃうし見ちゃうのよっ!ツンツン!

ところで
いわゆる出版業界の方々(新聞とか書籍に関わるギョーカイの方々?)いつか電子媒体にその座が取って代わられるのではないかと戦々恐々としておられるという。そうなん?ホンマにぃ?
ブログを長く書いてきた身としては、実感がわかない。なんだかんだいっても、電子媒体に文字綴る民は 心のどこかで紙に文字を載せて発行できる種族を崇め奉り恐れ敬うている気持ちがあるように思うのだ。マスゴミだの新聞は滅びただのと ブログでやんややんやと書き立てたところで、圧倒的強者である紙の国にはかないっこないと信じているからこそ、ブロガーたちは罵倒もできれば、強がりもできるのだ。
どこぞの出版社から「チミのブログはスバラスィから出版したい」とオファーが入ったとしたら、そのブロガーは断れるか?不愉快に思うか?否、むしろ嬉しいというのが本音ではないかという気がする。印税が入るもの嬉しかろうが、本になるのが嬉しいのである。ブロガーにとって、書いたものが本になって出版されるのは憧れではないだろうか。
電子媒体の側にいる者の多くは紙を信仰しているのだ。だが出版業界はそうではないらしい。紙は死んでしまうのであろうと、不安の塊のようである。

ふと思う所あって
フランス書院のホームページを開いてみた。いや フランス書院といえば、妖しいタイトル、カバー無しでは開いて読めない艶かしいイラストの表紙、そうさ、男性諸氏の友、かの官能小説の大出版社、フランス書院である。

すごい、すごいわフランス書院
見てびっくり、いまやフランス書院はキオスクの本棚や本屋の片隅で、黒光りする背表紙を黙々と並んでいるばかりではないのです。電子書籍の品揃えの充実っぷりったらもぉ驚きですわ、おにいさま!

そんなこんなで ついマイハァト、グラグラ揺れちゃう〜!フランス書院の会員になろうかどうしようかと...ではなくて、ということもないかも...じゃなくって!
もしかしたら やっぱり 紙の書籍は 電子書籍に侵攻されて凌駕されてしまうのかもしれないという予感だった。あらゆる分野において エロ分野と軍事技術は時代を先駆けて発達するとか聞いたような