サキュバスの晩餐

sakyunの日記

恋泥棒の下着整理とエントロピー

4段ミニクローゼットの引き出しを開けると ぐちゃぐちゃにあふれかえる数々の下着のカオス。いつのころだったか 折り目正しくコンパクトにたたまれたパンティがきっちりと隙間なく詰められ、刺身の切り身パックよろしく並べ揃えられたブラジャーがそこにはあったはずだった。そう、確かにあったのだ。
しかし どうだろう。 我がクローゼットはエントロピーの法則を免れ得なかったのか。などと小難しい言い回しをしてみてもごまかせまい。まあえーっとぉ しょおじきに申し上げますとぉ〜 整頓してなかったの テヘッ!
ゴールデンウィークとは恐ろしいもので 珍しくも心にゆとりが北の大地のように広がり、たまには整理整頓してみるかという気になり、もそもそと引き出し整理をやりだした。
ピンクのゴムの伸びたパンティをこの先太ったりしたら使えるかもしれないと引き出しに入れ、古びて桃色とも何とも言えない色褪せたショーツを まあ誰かに見せる機会もないし、まだはけるからと これまた収納する。ブラジャーは 肩紐が力なく延びきり、ワイヤーは寄せて上げる気力もないのをごまかすように、にんまりとUの字を並べている。たわわに実った豊満なおっぱいは一個も所持していない貧乳娘のブラジャーにパワーはいらない。よって くたくたのブラジャーも保存。
褪めたのは下着の色だけじゃないわ愛も冷めたのよ♪
とつまらなぬ作詞フレーズを思いつく。コブクロに歌ってもらえればオリコンナンバーワンまちがいなし?
奥の方から ガーターストッキングの新品が出てきた。ガーターベルトは前に整理したときに全部捨てた。ストッキングだけあってもしょうがないのに〜!