サキュバスの晩餐

sakyunの日記

薬とは毒である

と、とある薬学のドクターが書かれた講義ノートをみて
含蓄深い言葉だと思ったことがあります。

毒になる親、という本を読んだことがありますか。
けっこう凄みのある題名ですよね。

このごろ思うのは毒を薬にするのも、薬を毒にするのも
受け止める子供次第ということもあるように思います。

子供にとっては口うるさい親というのは毒にしか思えない
のかなあ。それとも うちの子供だけの問題なのかな。

襖戸をかぎ裂きに破いておきながら知らないとすっとぼけ
あげくに
「どーしてこーなった!いつからこーなった!」
と声を張り上げ 叱られないようにゴリ押しでつっぱねる。
便所のフタを粉々に壊しておきながら
悲しみのパニック演技でオロオロしてみせてごまかそうとし
謝りもしないで 足が滑っただのなんのと言い訳開始。
「そういうときはごめんなさいというんですよ。」
と、諭すと
「ぐぉおめぇんなさぁい!」
と、思いっきり言いたくないのに言ってやっているんだ感
の不愉快感を全開にどなる。
忘れ物をして取りにきて、玄関正面に自転車放り出し、
玄関前でかばんをぐちゃぐちゃにかき回し
むちゃくちゃ雑に探しまわって見つからないと
悲しみにくれた僕ちゃんポーズで ストーブの前で
よだれをたらしてお昼寝。

正直 自分の子供だけれども どうしてこんなに
わがままで不愉快なモンスターに育ってしまったのだろうと
思う。
息子が壊したものは数知れず。
ボールペンの部品、傘の先端、私から借りた旅行用鞄のファスナー
階段の手すり...
どれも大切に扱えば壊れるような物ではないし
意図的にちぎったりカッターで刻んだりして壊した
ものもあるし...

一生懸命 注意したり叱ったりして育て直そうと
がんばってはいるけれど
客観的にみれば本当にどうにも嫌な嫌な奴で
口を開けば 嘘とごまかしとほら吹きと傲慢で
ちょっと形勢が悪くなると
暴れたり、泣いてみたり、ヒステリックに騒いだりと
実に卑怯なおばかさんで

こんな人 世の中に送り出していいものかどうかと
いう状態で 悩む。
ちゃんと世の中で本人も周りの人も幸せにすごしていける
人になってもらいたいのです。
でも このままじゃなあ...困ったなあ。

ちゃんと 良くなっていくのだと信じてがんばってはきたものの
正直 へこむ。