生まれつきの悪人はいない
どこかで その人間を悪人に作り上げていく環境があったはずだ。
思い出してみる。
頼りない小さな手の柔らかさ 片手で運べる小さな体の重さ 愛らしい笑顔。
そして時間が飛ぶ。
玄関から頑として動こうとしない黒い固まり。
傲慢で尊大な皮肉屋にして卑怯な怠け者。
どうしてこうなった、こうなってほしくなどなかった、どうして、どうして。
思い返せど時間は戻らずやりなおせず戸惑うばかり。
どうやってねじ曲がった心を直せるだろう。わたしにできるのだろうか。
どこかで その人間を悪人に作り上げていく環境があったはずだ。
思い出してみる。
頼りない小さな手の柔らかさ 片手で運べる小さな体の重さ 愛らしい笑顔。
そして時間が飛ぶ。
玄関から頑として動こうとしない黒い固まり。
傲慢で尊大な皮肉屋にして卑怯な怠け者。
どうしてこうなった、こうなってほしくなどなかった、どうして、どうして。
思い返せど時間は戻らずやりなおせず戸惑うばかり。
どうやってねじ曲がった心を直せるだろう。わたしにできるのだろうか。