サキュバスの晩餐

sakyunの日記

秋は日が暮れるのが早く

赤紅に色めきだした西の空から V字に群れなす雁の黒いシルエットが くわらくわらと甲高い鳴き声とともに近づいてくる。頭上のはるか上を横切って 東の湖にあるねぐらをめざして飛び去って行く。

こんなとき とてつもなく寂しくなる。どうしようもなく独ぼっちだなとつくづく思う。秋の夕暮れは心が寒い。