サキュバスの晩餐

sakyunの日記

ソフトバンク ホームアンテナで違約金

初め契約した時Jフォンだった私の携帯電話キャリアは、その後ボーダフォンへ引き継がれ、ついにソフトバンクに到達した。
ボーダフォンの経営危うしとの評判はきこえていたので、どうなるかとおもったけど、ソフトバンクが引き継いでくれてよかったと当時は思った。だが、問題だったのは わたしの住んでいる地区ではソフトバンクの電波が弱くて 受信状態がよろしくないことだった。その時 家人(現在離婚済)にホームアンテナの存在を教えられた。当時の我が家の携帯電話の主契約者は 私だった。ホームページから 受信状態を改善するホームアンテナを申し込んだ。無料で貸し出し、ということだったと思う。細かい規約はあったかどうかも覚えていない。電波法がどうとかで 電気業者さんが予約の日に来て 小さな箱のような携帯電話用のアンテナをテラスと屋内に取り付けて行った。その後 家でソフトバンク携帯が聞こえにくいとか かけられないとか 途切れてしまうということは無くなったように思う。アンテナの効果はたぶんあったんだろう。

しばらく後に アパートを 引っ越した。ホームアンテナは 家人が取り外した。新しい引っ越し先は 携帯電話の受信に不具合は無かった。アンテナは段ボールに入ったままだった。返却を考えて ソフトバンクのホームページを調べたが 返却方法はよくわからなかった。なんとなく忘れて そのままになってしまった。

さらにずっとその後 わたしは離婚して 家を出た。だが 忘れた頃、おととい、 ソフトバンクから通知が 届いた。
電波法による決まりに従い、ソフトバンクがホームアンテナ交換更新をするという、同意を求める通知だった。通知書には アンテナ設置先として 前の前のアパートの名前がでている。しかも 更新希望しない場合で、盗難、紛失で返却できないときは35000円の違約金をソフトバンクに支払うこととなっている。びっくりして問い合わせる。

ソフトバンクのコールセンターのお話では
「アンテナの設置先に アンテナを外す業者を向かわせるので アパートの大家さんに許可を得てほしい。」
「アンテナ取り外しの際 立ち会いが必要なので お客様が他県に住んでいてできないなら 元旦那さまに立ち会いをしていただくようたのんでください。」

そんなむちゃなーーーーー!

「アンテナは ひっこしのとき 家人が取り外してしまっています。そのアパートはだいぶ前に転居したのでもう違う人が
住んでいるでしょうから いまさら訪問しても迷惑になってしまいます。」
と いっても
「アパートの大家さんに許可を...元旦那さんに立ち会いを...」
というソフトバンク嬢の主張はとまらない。電波法って厳しいらしい。

いったん交渉を断念し、仕方なし、元旦那さんに電話する。家のどこかの段ボールに入っておいてあるはずのホームアンテナ、彼からソフトバンクに送ってもらうよう頼むしか無い。立ち会いうんぬんの話はうまくいかなそうだけれど、違約金はアンテナをちゃんと返却すればなんとかなるだろう。しかし、現実は過酷なものであった。


元だ(以下略)「ヤフオクでとっくに売っちゃったよ」

さきゅ「えー、あれリースなのに...いくらで売ったの?」

元だ「5千円くらい」

さきゅ「ソフトバンクにかえさないと3万5千円はらわなくちゃなんないんだけど」

その後 お金を折半してもらえる話にすらならずぐだぐだの展開...もうらめえ...残念。



ソフトバンクに事情をメールしたが やはり私が違約金を払わなければならないの確定らしい。悲しいけれど、違約金の支払方法を尋ねるため、再び ソフトバンクコールセンターに電話。しかし、コールセンター嬢の規則と職務に対する忠誠は こちらの事情を1本しかない箸で掴み損ねた流しそうめんのようにさらりさらりと聞き流しつつ、原則の主張を止めようとしない。

(略して)ソ嬢アンテナがないことを確かめなくてはならないので アパートの大家さんに許可を...元旦那さんに立ち会いを...」
「アンテナは取り外しちゃって 設置先だった前のアパートにないんです。本当は電気工事の人にしてもらわなくちゃいけなかったのだろうし、今にして思えば引っ越す時点で即返していればよかったのだろうと思うけれど、わからなかったんです。で アンテナは元だがヤフオクで売っちゃってものはないんです。業者さんが確認に行っても無駄足になっちゃいます。」

.....ええっと、その後、違約金の支払をソ嬢にこわーーーーい声で念押しされました。


こんごはネットでうかつに気軽に契約ごとはしないようにしよう。突然の予想外出費に 泣きそうです。