サキュバスの晩餐

sakyunの日記

このところ冷え込みが厳しくなってしまい

キーボードを打つ指が 八甲田山の山奥の湧き水のようにキリキリと冷たく凍えている。耳に聞こえるはiTunesのこじゃれたジャズなれど 頭に鳴り響くは津軽じょんがら、ベベンベベンベンべン!目の前に雪が舞う、激しくなる、吹雪、はたまた地吹雪か、いや違う これは貧血、空腹のせいだ。
食べれば少しは暖まるかしらと袋入りインスタントラーメンを半分に折り(残り半分は冷蔵庫に後日の食料として保存)、100円ショップの鍋で煮る、グツグツグツグツグツグツ!
食べているときだけは暖かい。食べ終われば また体は凍えて縮こまる。
マッチを擦って暖まろうにも、マッチが無い。たとえマッチを擦れたとしても見てみたい幻も無い。それに、そういえば、いつのまにやら、わたしは少女ではなくなっていた。どうやらマッチ売りの年齢制限を越えてしまったらしい。