サキュバスの晩餐

sakyunの日記

バタバタ

と頭の中が慌ただしい。
あれをしてこれをして、こちらに連絡とって、あれこれ用意してと、考えがグルグル巡りフル回転。

かつて 他人を眺めながら思ったものだ。
ヒモのような働かない弟を突き放さなそうとしない姉、暴力を振るう彼氏から逃げ出そうとしない彼女、学業放棄で怠けて遊びほうけている子供の世話せっせとパート勤めしながら働く母親、苦しみながらも打開しようとしない女たちを、理解できないでいた。だって 客観的にどう見ても救いようの無い沈み行く船にしがみついているのに 彼女たちは病身に自ら鞭打って働きながら搾取するばかりの屑のような怠け男どものために 報われない努力を続けているのだもの、どういう気持ちなのか理解できない。

愛なの?それが本当に愛なのかい?

ああ、それがまさか、まさかの自分ごとになろうとは!

家族、夫婦、親子、兄弟、
この世界で美しい絆とされているはずのものが なぜか苦しみになってしまった。





いつになれば終わる、いや、終わらせなければ、愛を捨てて鬼になろう