サキュバスの晩餐

sakyunの日記

生きているのに

実の親兄弟が わたしがすぐ死ぬ前提で話を進め、アレコレとかすまびしい。金銭面や労力面で負担が及ぶのを懸念して 予防線をはっているような感じで 嬉しくない。そんなに言うならいいよもう今すぐ死んでやるとか怒鳴りたいところだが こらえている。あのひとたちなりに生活が大変なのだ、私よりは遥かにマシに見えても。父が生きていたらこんなことなかったのに。いや、でも、わたしの病気のことを知る前に逝ったのは 父の心配事ひとつ減らせた分ましかな。父が闘病生活に入っても ろくに介護も見舞いもできなかった貧乏な娘だもの 頼りたい時だけ泣き言をぼやいても自業自得か。あのね、まだ、生きているの、アタシ。普通に働けているし、歩いているし、食べている。周りの人は誰もわたしの病状など気がつかない。わたしでさえ 病気のことなんか忘れているときがいっぱいあるよ。家族って何なのだろう。みんな自分のことばかり?