サキュバスの晩餐

sakyunの日記

そんなに文章うまく書きたかったんだぁ〜

http://d.hatena.ne.jp/aureliano/20080923/1222145340
文章の書き方 - あどけない話
と、いう エントリーがよく読まれているところを見ると
文章を上手に書くことにとても関心があって、
書きたいと思っている人が意外に多いんだなあ。
はてな読者ははてな物書きとかぶっているんだろうか。
仕事で使う文章作り以外、小説やブログは
何が上手で何が下手かというと 食べ物の嗜好と同じだろう。
ある程度は 美味しい店の人気はまとまった数になるけれど、
普通これは不味いだろうという店でも好む人が例外何人かいるように、
文章も同じようなもので 下手とされても一部に好まれることもある。

中身がないのに、あるいは伝えたい思入れもないのに、
ただ テクニックだけで読ませる文章なんか 
愛の無い何とかみたいなものだろうし、逆に
いくら熱い思いがあっても ぴったりの言葉が浮かばなければ
その思いはとどまることなくどこかへ消えて戻ってこないまま。
たぶん両方の条件を満たして書くことは可能なはずだ。
テクニシャンで心優しい美男子が この世界のどこかにいるはずで
あるように。

鹿男あをによし、や、ホルモー六景の著書で知られる万城目学氏が
「ザ・万歩計」というエッセイ集で書いていたエピソードに 
子供の時の作文の課題の話がある。
受け売りの知識で得意になって奢ったひけからしの文章ほど
周りからみていかに恥ずかしいものであるか
自分自身からでてきたオリジナリティを表現するのが大切である、
という 意味のことを書いていたと思う。
(気になる方は原文を本でみてくださいませ)

知的であるとか知識豊富なのはよろしいことだけれども
あまり身に備わっていない教養を 無理してがんばらなくても
いいんじゃないかな〜、と、万城目学氏のエッセイを読んでから
思うようになった。
それなりにそれなりで書いていきますあ。

さあて お腹こなれたから 洗い物してきます。