サキュバスの晩餐

sakyunの日記

徐々に光が蘇る

市街の中心部から電気が復活していった。しかし 近隣の町では電気は復旧したもののいまだガスも水道もないと嘆く声が聞こえる。スーパーも店頭販売を始めた。時間帯は限られ、品物は一人何点まで、一品目につき一つまで、など制限あり。都合の良い時間に買いたいだけ買えた頃が懐かしくなる。地震前は週に一回のまとめ買いで間に合っていたのになあ。スーパーの限定営業時間は平日の仕事時間に重なり、仕事が終わったらスーパーは閉まっている。しかたがないので買い出しは休日になるが、てくてくと歩いて離れたスーパーに出かけ、一時間近くレジ待ち行列に並んで、限られた数しか買えなくてとても不便だ。食べ物を確保するだけに半日近く潰れるのでとても疲れる。ガソリンスタンドの営業はない。大半は休業か緊急車両専用になっている。町外れの地域ではガソリン抜き取りや倉庫荒らしが増えている。昨日から高速道路が一般車両にも開放された。今日から大型車がずいぶん増えたようだ。だんだん町に力が蘇ってくる。