サキュバスの晩餐

sakyunの日記

毎日といっていいほど揺れない日はない

東北地方太平洋沖地震
あれから、夜中だろうと明け方だろうとおかまいなしに、突然はじまる震度1から4の余震に何度も起こされてしまう。こんなに毎日こつこつと揺すぶられ続けて大丈夫なものだろうか?クリスタルグラスなみに繊細なマイハートがパリパリひびわれそうだよ、不安がつのる。もう揺れないで地面。
相変わらずガソリンは手に入らない。田舎暮らしにマイカーが使えないのは翼の折れたにわとりみたいなもんだ、いや、もともと、にわとりは飛ばない。地震からチャボのようにテクテク歩く日々になった。昨日は疲れたから隣町に行くためバスに乗った。帰りのバスがのろのろ運転で到着が遅くなった。乗替え地点に8分遅れで着いたため、予定していた接続のバスはとっくに行ってしまった後だった。なんと、次のバスの発車時刻まで一時間半だぁー...テクテク。あきらめてチャボ歩きして帰った。寒風が身にしみた。

地震がおきて思った必要なものとそうでないもの

小型ラジオと懐中電灯と新品の予備電池は必要だ。ラジオと懐中電灯に対応するサイズのものを必要なだけ。わたしみたいに必要なものとあんがい関係ないサイズの電池ばかり引き出しの中に転がってたりするといけない。
携帯電話の急速充電するポータブルなやつも一つはあったほうがいい。今回の地震では地震後の翌日には基地局が壊れたかバッテリーが切れたかして携帯は使えなくなった。だから携帯電話なんて充電切れてもかわりないのだけれど、人と連絡が取れる道具が電気が入っていると思うことが心の支えになるようなところがあるので、お守り代わりという意味で充電できたほうがよいという意味で充電器。ただし 携帯電話は大地震後に頼るには脆弱な通信手段なのであてになりません。

インターネットは使えない。地震後はまったくだめ。電気が来ないとだめ。通信網が壊れるとだめ。インターネットは大地震の破壊には弱い。ほかの通信手段、アマチュア無線、モールス信号が普通に大勢の人が使える世の中だったら 緊急連絡ができたのではないだろうか。問題なのはモールスにしろアマチュア無線にしろ誰でもできるほど簡単じゃないしなあ。せめて非常時用に行政機関に専門の通信員は必要ではないだろうか。映画インデペンデンスディのワンシーンみたいにさ。

水にしろ非常食にしろ ふだんから買い、保存するのは当然としても、一時期にまとめ買いするのはよくない。
時期を分散して、適宜更新していくのがよい。そうしないとあとで食べきれなくてまとめて廃棄しなければならなくなったりする。賞味期限近い時期に災害がきたら、困るよー。今回わたしは賞味期限切れでも食べた(店が開いてないんだもの)けど しばらく腹が痛かった。(病院も行けないからがまんした)反省を込めて、まとめ、非常食を貯めるなら少量ずつ時期を分散するべき

普段ガスで料理している人なら、サブ加熱手段として卓上型の電磁調理器があったほうがよい。ふだん電磁調理器で料理している人なら、サブとしてプロパンガスのガスコンロか、ガスのカセットコンロがあったほうがよい。もちろんガスでもIHでも両用できる鍋フライパンを普段から使っていること。大地震の後のインフラ復旧は わたしのいる場所では 水>ガス>電気の順だった。地域によって それぞれの復旧スピードが違っていた。いまだにガスが使えない地域も多い。電気が復旧していれば電磁調理器を使って料理できる。サブ加熱手段と両用鍋はほしい。

ガソリンは週末の安売り目当てにあまりぎりぎりまで減らしすぎないようにする。買いだめ過剰が問題になっている今ではそんな人もあまりいないだろうけどね。わたしは地震前日に千円しかもってなくて千円しか給油しなかった。悲しい。ガソリンくださーい!

お金、もっていても、地震の後、最初のうちはお金を使える場所が少なくて思ったよりはかからない。結局 光、水、情報、通信。その後、時間が経つごとに食べ物が必要になり、店舗がぼちぼち食べ物を販売しはじめたところで現金が必要になる。キャッシュカードは使えない。銀行口座は 地元銀行、ゆうちょ、ネット銀行、分散するべき。今回の地震後 使えるようになったのは、地元の地方銀行、そのあとゆうちょだった。手数料が安いからネット銀行を愛用していたけれど、もしネット銀行だけに預金を集中させていたら、現金が引き出せずに大変なことになるところだった。今日もまだ、この町で唯一でインターネット銀行のATMが使えるコンビニが閉店中だ。

今回あって良かったもの。カイロ。寒冷地の冬場の非常用袋には一人あたり10個から20個あってもいいかも。暖房機器が使えないときに暖まるのによかった。身につけたり布団に2個入れて体を温めたり。まだ暖房が行き渡らない寒い避難所にはとり急ぎカイロを送ってあげたらいいんじゃないかと思う。

また なにか思い出したら 追記するかも。